海を越え大陸へと渡った雪華は、驚くほど容易に師の仇、御剣平四郎の足跡を掴む。鬼神のごとき強さを見せるという御剣の噂に、世間の人々は畏怖の念を抱くようだが、奴が強者を求めているのならば雪華にとっては好都合だった。ただ一つ不安があるとすれば……師を超えねば、あの男には勝てぬ。その一事のみだった。それ故に、彼女は技を磨く。曇りなき信念を糧に冴え渡る雪華の抜刀術。その斬撃は神速の域へと達しつつあった……。
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