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聖ジグルズの大聖堂


 300年前、フィン人はスウェーデン人による侵略に苦しんでいた。 当初よりスウェーデン優位で始まったこの戦争は、次第にフィン人を追い詰め、ついにはスウェーデンの全面的勝利とその後の支配という形で終結することとなる。

 強国スウェーデンの攻勢に屈したフィン人であったが、まったく何もせずに敗れ去ったわけではない、それを証明する一つの逸話がある。この戦争の中でもっとも有名な戦い世に言う「聖堂の戦い」である。戦士ジグルズ率いるフィン人の戦士たちがこの大聖堂に立てこもり、100日と100晩、最後の一人が倒れるまで戦ったのだ。

 スウェーデン人はその激闘の悪夢を消し去るため、大聖堂を封印し、封印を解く鍵は代々王家に秘宝として伝えられたという。

 しかし16世紀に入り、スウェーデン国王が地中海きっての観光地となったキプロスを訪れた際に、闘技大会の賭博で莫大な借金を背負い、そのかたに王家の秘宝である「封印の鍵」を奪われるという事件が起こる。

以後、「封印の鍵」はヴェネツィア政府の管理下におかれ、キプロス島に所蔵されることとなった。