ステージ



ピレネーの山道


 スペイン王国の国王も兼任する神聖ローマ帝国“仮面の皇帝”。その勢力維持の大動脈がこのピレネーの山道である。この山道はフランス王国とスペイン王国を隔てるピレネー山脈を縦断しており、古来より巡礼路として多くの旅人を受け入れてきた。バイヨンヌからバスク地方を抜け、ナバラへと抜ける道中は険しく、入り組んだ道のりが旅人たちを迷わせる。

 

 14世紀以降、レオーネ・ドーロと呼ばれる国際的盗賊団がこの地に支部を置くようになり、旅人たちを狙うようになった。当初は軽微であった被害も15世紀後半には軽視できないほどになる。その後16世紀に入ってから、盗賊団の鎮圧に乗り出したのが、当時スペイン王国の国王に就任したばかりであった、後の神聖ローマ帝国“仮面の皇帝”である。帝国軍は、得意の遊撃戦で粘り強く抵抗するレオーネ・ドーロを確固撃破することによってこの山道の治安回復に成功するが、レオーネ・ドーロは依然としてこの山道に居座りつづけ、帝国軍の目をかいくぐっては旅人を襲うのであった。

 

 近年はスペイン王国、神聖ローマ帝国連合軍の補給路として活用されていたが、バルバロス率いるオスマン帝国軍が帝都ウィーンに近づくにつれ、帝国補給の分断をたくらむイヴィルたちがこの山道に姿を現すことが多くなってきている。