2003.1.15

■ソウルキャリバーII 製品発表会イベントレポート

 1月15日、待ちに待った「ソウルキャリバーII 家庭用製品発表会」が開催されました。この興奮の1日を、朝から密着レポートします。

 場所は都内のとある高級有名ホテルの4階、時は朝の10時。会場の1時間半前です。ですが、すでに設営部隊が精力的に機材の設置をしていました。ホテルの豪華な雰囲気のためか、朝だからなのか、スタッフみなさん幾分表情が堅いように見えました。それはもちろん、これから行なわれる発表会に対する、緊張の顕れだったのかもしれませんね。


 100人ほどが収容できそうなスペース、その前にしつらえられた壇上、上に掲げられているのは、「ナムコ『ソウルキャリバーII』製品発表会」の文字。

 ほどなくして、司会進行のマイクリハーサルが始まりました。これにあわせて、CTクリエイターグループ プロデューサーの世取山宏秋氏も壇上に上がり、合わせて進行のリハーサルが始まります。


 その間も、この部屋の後方では、着々と設営が進められていました。部屋の後方、つまり客席の背後には、続々とモニターが運び込まれていたのです。これは……もちろん試遊台ですよね? プレスは試遊台でのプレイができるなんて、聞いてないんですが……。


 本日の発表会はプレス向け発表会と、流通関係者向けの発表会の二部構成となっていて、試遊台で遊べるのは、流通関係の方々だけ、ということだったんですね。むむーっ、我らはプレイできないんですかぁ。バイヤーの方々が羨ましい!!

 会場にはソウルキャリバープロジェクトの方々もいらして、直々にマシンのセッティングを行なっていました。何でも、当日朝までこの発表会のためのROMを制作していたとのこと。プロジェクトのみなさんはほとんど寝てらっしゃらない様子。お疲れさまです。


■ 第一部:報道関係者に向けて行なわれた発表会

 午後12時30分、続々と集まったプレスの皆さんが、会場を埋め尽くしました。いよいよ製品発表会の第一部がスタートです。開場前に、ソウルキャリバープロジェクト 企画担当の恩田氏が口にしていらした、「4、5人しか来なかったらどうしよう!!」という心配は、取り越し苦労でしたね。

 最初に、ナムコCTカンパニープレジデント・原口氏による挨拶がありました。そして、任天堂株式会社とのコラボレートに関する発表が行なわれました。任天堂株式会社の波多野氏によって、コラボレートの内容について説明がありました。

 そして、世取山氏によって各プラットフォームそれぞれの製品の仕様が説明された上で、報道関係者との質疑応答もたっぷり時間を取って行なわれました。

 また、プラットフォームごとに区切って紹介が行なわれ、それぞれのゲストキャラクターが、美麗なデモ映像で紹介されました。緑の衣装と金髪の対比が鮮やかな任天堂の代表的キャラクタ「リンク」、天を突き刺す髪型も、その体躯も厳めしい、ナムコを代表するもうひとつの格闘ゲーム「鉄拳」の「三島平八」、レオタードのようなコスチュームに装備品がいかにもアメリカンテイストを漂わせる、フィギュアでも有名となったトッド・マクファーレン氏の代表作「スポーン」の3キャラ。これらが、実際どんな戦いをするのか、その姿を見ることができました。

 それから、家庭用全機種に登場するオリジナルキャラクター、こちらもマクファーレン氏がデザインした「ネクリッド」も紹介されました。胸の炎や、武器のエフェクトがとても派手です。

 さらに、家庭用ならではのオリジナルモード「ウェポンマスターモード」も公開。世界各地を転戦し、武器を集めて装備できるというRPGのような要素を持つこのモード。短い間でしたが、アーケード版と違う武器を持っているキャラクターが映し出されました。ほかにも、「アーケードモード」、「サバイバルモード」、「チームバトルモード」、「プラクティスモード」と盛りだくさんな内容です。

■ 世取山氏にミニインタビュー!

 プレス発表会が終わった後、関係者控え室におじゃまして、世取山氏に本日の発表会に関する感想を伺ってみました。

−−プレス席の反応などは、いかがでしたか?

世取山 皆さん真剣に話を聞いてくださってましたよね。途中から一挙手一投足にみんなが反応して、面白かったですよ(笑)。ちょっと手振りを加えようとして手を挙げると、シャッターがパシャパシャッ! と切られて。

−−開場前、かなり緊張されているとお話されてましたが?

世取山 めちゃめちゃ緊張しましたよ。映像を流したり、反応を見ていたらだんだん緊張も解けてきて、後半はリラックスして話せました。

−−何故このキャラクターのセレクションなのか、といった質問が来ると思ってたんですが、来なかったですね。

世取山 そうですね、こちらでも来ると想定してたんですけどね。海外での人気を考慮した、といった説明を含めたから、来なかったのかもしれません。リンクに関しては、社内で「ぶっちゃけ、どんな内容なら買う?」という意見を聞いたときに、「リンクが入ったら買う」という意見が多かったんで。「お願いするだけならタダだろう」と任天堂さんに話を持っていってみたら……という感じで進んでいったんです。

−−平八の十連コンボで会場から笑いが漏れてましたが……すごく強いのではないですか?

世取山 操作系の違いをうまく落とし込めました。鉄拳の技はほとんど入ってますし、面白いですよ!

−−お疲れのところ、本当にどうもありがとうございました!!

 


■ 第二部:販売流通者に向けた発表会

 さて、二部の流通関係者向け発表会も、開場時間にはほぼ満席という盛況ぶりでスタート。プレス用と同じムービーでの紹介が行なわれましたが、プレス向けの発表会ではプラットフォームごとに区切って流されたのに対し、1度にまとめて紹介されました。そして、販売施策の話がメインの発表会となりました。

 そして、発表会後半では、いよいよ試遊台でのプレイタイムがスタート! 各タイトルごとに2台の試遊台が設置され、1台はD4出力に対応したモニターが置かれていました。背後の壁に向かって左から、プレイステーション 2、中央にゲームキューブ、右端にXbox版の順番。最初にもっとも注目を引き、最初に人だかりができていたのは、中央のゲームキューブ版でした。Xbox版の映像も目を引いていて、人だかりになっていました。

 発表会のプログラムが終了したあとは、会場は、時間の許す限り、試遊台でプレイしたり、3種類を眺めながら商談に華を咲かせるといった状況でした。この少しゆるりとした中で、会場にいらした流通関係の方に、家庭用「ソウルキャリバーII」に関してご感想を伺いました。

●株式会社 トップボーイ/販売部 副部長 兼 CS課 課長 高木 智彦さん

 リンクのインパクトが非常に強かったです。任天堂の「スマブラ(大乱闘スマッシュブラザース)」とか、会社内のゲームキャラがほかのタイトルに登場するものはありましたが、ナムコのゲームに任天堂のリンクが登場するというのは、無かったですから。スポーンはXbox向きだなと思いますし、PS2の平八は、ナムコと言えば鉄拳ですから、うまく持ってきたなぁと。

 3機種を見渡した感じ、画面はXboxが突出してますね。


●有限会社 オータム・バレー/取締役 GAMESマーヤ葛西店 店長 秋谷 久子さん

 機種ごとに人気のキャラをもってくるなんて、すごい。ナムコの底力を感じましたね。マルチプラットフォームをどこも提唱したがるけれど、こんなきっちりした売り方、初めて見ました。極端な話、お客さんが3機種とも買ってくれるかもしれない、というようなそれぞれの特徴がありますよね。

 キャラクターでは、リンクが格好いい。お店として売るのが面白いのはキューブとXboxですね。どう化けるかわからない、どんな戦略を立てるかっていうところを問われると思います。


●カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社/ゲーム企画グループ 新井 賢一さん

 ゲストキャラクターの中でも、リンクはユーザーの反応が違いますね。実際触ってみた感じ、思っていた以上に、うまくゲームに馴染んでいたと思います。ボタン操作も簡単で、使うボタンも限られていて親切です。

 Xboxは見た目が一番綺麗ですね。ゲストキャラも通好みですね。


●株式会社 ボックスグループ/DB運営・商品部 商品管理課 課長代理 西山 慎一さん

 ありえないことが起こった! という衝撃がありました。何と言っても、任天堂のリンクですから。ナムコのゲームに、リンクが出るなんて、少し以前は考えられませんでしたからね。ユーザー的にも、注目度が高い部分だと思います。



 イベントを成功させるためのさまざまな苦労が垣間見えたり、いろんなゲームを見続けてきたバイヤーさんたちならではの脱帽ものの鋭い意見を伺えたり、充実した1日でした。

 

 

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