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使用武器:中華剣
武器名:護法剣
流派:母より伝承された剣法
年齢:16歳
生年月日:4月2日
家族構成:父は死んだと母から聞いている。母は5年前に死亡。
出身地:北京/明
身長:152cm
体重:46kg
血液型:B型



シャンファ‥‥‥護法剣
 シャンファが大切にしている母親の形見の剣。
 「揺れ動く未来を切り開きなさい。」母シャンフェイの言葉を思い出しながら、この護法剣を見つめるシャンファは、今回の旅に大きな運命の流れを感じつつ、西へと向かう。
 この護法剣は、滅法棍、末法鏡と同様、臨勝寺に伝わる三宝の一つである。十数年間離ればなれになっていた三宝が、時と場所を変え再び一つの場所に集うことの意味は、何であろうか。

 

シャンファ〜神宗帝の庭園
 明の皇帝の避暑地として造られた庭園。自然の景観をそのままに生かした造りがなされており、美しい四季の移り変わりが楽しめるようになっている。
 皇帝とその家族の他は、シャンファをはじめとする親衛隊員のみが、出入りを許されており、ソウルエッジ探索の命を受けたシャンファが、初めてこの地を訪れた時は、彼女の旅立ちを祝福するかの如く、花々が咲き乱れていたという。

 

 その話を語るには、少しばかり時を逆のぼらなければならない……。
 柴(チャイ)家はその頃も今と変わらず国に仕える軍人の家系であった。長兄が代々の血を継いで武人となったのを機に、以下の兄弟たちは家を出ていった。
 当代の次男は、武術の総本山として知られた真行山臨勝寺の近くへ移り住んだ。柴家では、男女分け隔てなく武術を身につけることを旨としており、やがて産まれた柴家の娘、香菲(シャンフェイ)は、自然と幼いときから臨勝寺に通い、剣術を学んだ。おそらく血筋によるものだろう、通いの練習生でありながら、香菲の剣術の腕は、修行僧を上回るものになっていた。女性でなければ間違いなく正統伝承者になっていたであろう。彼女は、父親の死を機に一層武芸一筋に育っていった。

 そしてある時、香菲は臨勝寺のある修行僧と恋に落ちたのだった。その孔秀強(クン・シュウチャン)という名の青年は、寺の三宝の一つ、滅法棍の正統伝承者最有力候補で、これは当然禁じられた恋だった。しかし、二人は周囲に悟られないように関係を隠しながら数年を過し、数年後には香蓮(シャンレン)と名付けられた女の子までが産まれたのであった。しかし、香菲が目を離した間に外に出て行った香蓮を寺の者が見つけ、これが元で二人の関係は明るみにでたのである。香蓮が2歳の時のことであった。
 孔に不祥事は許されず、寺により二人は別れさせられたのである。そして、幼い香蓮は寺に引き取られることになり、哀しみに耐えられなかった香菲は、街を去る決意をするのだった。それを聞きつけた兄弟弟子の韓東秀(ハン・ドンシュウ)は、謹慎の身となりすっかり塞ぎ込んでしまった孔に告げた。「このままでいいのか? 行ってやれよ。運命なんて自分で切り開くもんさ!」
 韓の手引きで寺を抜け出した孔は、闇夜に紛れて山を下りた。そして、せめて二人の絆の証し、そして再会の願いを込めて、一本の剣を彼女に渡した。それが精一杯だった。

 そして、香菲は誰にも行先を告げずに街を出た。彼女は、明の軍人の家系である本家を頼って都へ向かったのである。孔には自分など忘れて、滅法棍の正統伝承者の道を歩んでほしいと想いながら。その時彼女はすでに二人目の子を身ごもっていて、やがて時が来たとき、頼った先の柴家で子を産んだのであった。香華(シャンファ)と名付けられたその女の子は本家に養子として迎えられ、何も知らされずに育てられるのだった。

 一方真行山臨勝寺は寺始まって以来の大騒ぎになっていた。寺の三宝の一つである護法剣が消えていたのだ。調査の結果、孔が犯人と判り、彼はその場で破門となり、寺を追われのだ。そして、残った香蓮は孤児として育てられる事になったのであった。
 寺を追われた孔はわずかな情報を頼りに香菲を探し、遂に柴家に辿り着いたのであった。しかし、柴家の者は彼に告げた。「彼女はあなたが立派に修行に励んでいると信じている。今のあなたを見たら何と嘆くか。どうかこのまま去っていただきたい。」孔は香華が産まれたのも知らぬままその地を離れたが、破門になった寺に戻るわけにも行かず、逃げるように東方へと去っていったのである。
 その間も臨勝寺の護法剣捜索は続けられていた。真っ先に疑いを持たれたのは香菲であった。やがて捜索隊は彼女を見つけたが、剣は発見できなかったのである。彼らが見た物は、古い剣で遊ぶ幼い香華とそれを見守る香菲だけだったのだ。捜索隊は何も発見できずに臨勝寺へ戻り、結局数年後になって大規模な捜索は打ち切られたのだった。
 しかし知らなかったのだ。幼い香華はもとより、捜索隊の面々も柴家の者達も香菲本人も誰も皆……。その古い剣こそ、滅法棍、末法鏡と並ぶ臨勝寺の三宝の一つ、護法剣である事を。
 護法剣は、末法鏡と滅法棍と併せて強い力を発揮する。それらは悪用される可能性もあるが為、万が一孤立したときにはその姿を変え沈黙するのであった……。その事を知るのは護法剣を他の三宝から引き離した孔だけだったのだ……。

 香華は自分に姉がいることも知らされずに育ち、十歳になる頃にはそれなりに剣を扱えるようにまでなっていた。そして母親が死んだ時、香華は形見となった古い剣を手に持って、かつて母がそうだったように、ますます剣の腕をみがいたのだ。香華が十六歳になった時、柴家の子として明皇帝の親衛隊に志願できる程までに剣の腕は上達していたのである。

 そして今、「英雄の剣」と誉れ高いソウルエッジの捜索が一向に進展しないことに業を煮やした明の皇帝は、自らの親衛隊を捜索第三陣として向かわせることにしたのだった。
 香華がソウルエッジ捜索に出かけると知った香華の親友、明の宮女でもある美美(メイメイ)は、香華に兄、李龍(リ・ロン)の安否を調べて欲しいと頼み事をし、香華はそれに応じた。
 行く先々で怪しまれぬよう京劇団を装って旅をすることが決まり、幼い頃から母の下で武術の修練に励んできた香華が花形に選ばれた。

 「あなたは大きな役割を担って生まれてきました……揺れ動く未来を切り開きなさい!」
 母の遺言を思い出しながら、香華は形見の剣を手に旅出ったのである。

 ……やがて様々な情報を元にバラバラになっていく京劇団。香華もある情報を元に単独行動へとその身を移す。そして、香華はキリクと出会う。運命というものが存在するならば、三宝が場所を変えて再び集う事の意味は一体何なのであろうか…
…。

   

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