▲SOUL EDGE キャラクター資料館INDEX

   



使用武器:ソウルエッジ
武器名:ソウルエッジ
流派:操られるまま(剣が体験した戦闘の全て)
年齢:48歳で止まっている
生年月日:1月1日
家族構成:両親は他界。「海の仲間」が大勢いたが……
出身地:バレンシア/スペイン王国
身長:71インチ(177cm)
体重:140ポンド
血液型:O型

 広大な大西洋の覇権を握るスペインは、“無敵艦隊(アルマダ)”を誇る海軍兵力の他にも、もうひとつ重要な兵力を海に展開していたが、それは「私掠船」と呼ばれた。
 「私掠船」とは、『敵国の商船等を襲う事を任務とする、民間の武装船』を指す。つまり、現代で言うところの「通商破壊用艦艇」に値するが、早い話が、本国の許可をもらって公然と船を襲う「公認海賊船」のことである。
 少年セルバンテスの父、フィリップ・レオンも、「私掠船」船長として大西洋を縦横無尽に駆け回る『誇り高き海の男』であった。

 多くの「私掠船」が単なる海賊に過ぎなかったのに対し、彼フィリップは違った。まず自国の船舶は当然として、直接の敵とならない国の商船を、絶対に襲うことは無かった。よしんば襲うことがあっても、彼はその船のクルー全ての命を保証し、無事付近の港まで送った。そして、反対に敵国の「私掠船」に襲われている商船と遭遇した際には、その商船を救出したのである。
  「いいかセルバンテス。海の男は、強く、そして紳士たらねばならんのだ。解るな?」
 セルバンテスにとって、そんな父は文字通り誇りであった。  しかし、彼の父は『誇り高き海の男』であったが為に、その命を落とすことになる。

 スペイン商船に偽装した列強の「私掠船」が、いつもの様に見逃そうとしたフィリップの「私掠船」を背後から攻撃したのである! 後部に艦載砲を持たなかった彼の「私掠船」に反撃は出来ず、そして羅針甲板を直撃した砲弾は、偉大な海の男を永遠に歴史から消し去ってしまった……。
 甲板に唯一残った父の帽子を抱きながら、青年セルバンテスは誓った。
 『奇麗事や祖国への義理などに縛られるからこうなるのだ! 俺は海賊になるぞ……』
 「かの視界に入った船舶は、たとえそれが“無敵艦隊”の戦列艦でも容赦しない」と恐れられ、大西洋を航行する全ての船舶を恐慌状態に陥れた世紀の大海賊、キャプテン・セルバンテスは、まさにこの時産声をあげたのである。

 ……ある日、彼が拠点としている港の酒場「黒い尻尾」亭に、イタリアの『死の商人』、ベルチーの使者がやってきた。なんでも、もの好きなベルチーが、今度は噂の秘剣"ソウルエッジ"を本気で捜しているというではないか。
 「……で、なんだ? まさか俺にそれを手伝えと言うつもりじゃないだろうな」
 使者は破格の報酬を約束したが、海賊の流儀は“貰わずに奪う”ことにある。出来ることならこんな話は一笑に付したかったが、よく考えれば、「最新の艦載砲」等が手に入るのは他でもない、ベルチーのお蔭である。さて、どうしたものか……。
 結局余興として引き受けた彼はそれから約1年間、ぼちぼちと捜索を続けていたが、ついにセルバンテスはとある情報を掴む事に成功した。骨董品屋間の非公開オークションで“怪しげな長物”が出たというのである。それはあるイギリス人に落札しており、さらにオークションの時期から推測すると、所有者はまだ船の上にいるはずだった。しかもその客船は、セルバンテスの現在航行している海域の近くにいるのである!
 ……それが"ソウルエッジ"であるという確証は何処にもない。しかし、海賊が船を襲うことに何を躊躇う? 嵐の海上で、セルバンテスの今日の獲物は決まった。 「……海賊旗揚げ! 西北西に進路を維持、目標はあの客船だ! 右舷全砲門開け!!」
 −−ズシィーン!!!
 荒天の海に殷々と砲声が轟き、無数の水柱が客船を包み込んだ。そして間髪入れず客船に横付けして乗り込む海賊たちに、サーベルを振りかざしたセルバンテスが叫ぶ。
 ……"ソウルエッジ"がこの船にあるはずだ、今日はそれだけを狙え!!

 −−だが不思議にも、海賊セルバンテス出現の報告は、その後一切……無い。

 

 虚空に響く彼の叫びは地獄の船団の産声でもあった。
”時は来た……帆を上げよ! この世に暗黒郷を築くのだ!”
 邪剣の呪縛は解かれ、彼はその真の支配者となった。

 

   

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