▲SOUL EDGE キャラクター資料館INDEX

   



使用武器:ツヴァイハンダー
武器名:レクイエム
流派:我流
年齢:16歳
生年月日:2月6日
家族構成:母・マーガレット。
  父・フレデリックは彼自らが殺害している。
出身地:オーバーゲッツェンベルク/神聖ローマ帝国
身長:63インチ(157cm)
体重:106ポンド(48kg)
血液型:A型

 父の仇を討つべく、無敵の剣を求めて紛争地域を渡る若き傭兵騎士隊長。父の仇敵は未だ発見できず、またそれに必要な無敵の剣"ソウルエッジ"も、無論探し出せずにいた。
 早く手に入れないと、父上の無念が晴らせない。早くしないと……

 ……「イタリア戦争」遂行により国内が空白化していた“神聖ローマ帝国(ドイツ)”内で、「領主」や「富農」の重圧に堪え兼ねた農民達が一斉に蜂起した事がある。驚いた領主たちは麾下の騎士を召喚し、応えた騎士も傭兵を伴って入城。永久に傷の癒えぬ城塞には再び軍旗が翻り、反対に緑絶えぬ村々にはたちまち業火が吹き荒れようとしていた。
 そもそも『騎士道』とは「貴族や領主にのみ適用されるもの」である。従って多くの騎士達は、当然領主を守るために闘ったのだが、一部の騎士は「真の騎士道に於て忠誠と正義とは別問題である」と解釈する。つまり彼等は、仕える主に反旗を翻し、配下の農民達を護るべく果敢に闘ったのだった!
 帝国辺境に本拠を置く騎士の3男・フレデリックもそんな騎士の一人である。
 1年で終息すると予想された戦は、頑強な抵抗から長期化した。その間に農民側の諸騎士は相次いで合流、城塞都市“オーバーゲッツェンベルク”を拠点と定め、歓呼の中を入城する。そして入城から数日を経た晩、フレデリックは娼婦マーガレットと知り合い、一夜限りの契りを交わした。……確かにその時は「身心を癒す為」だけの関係であった。だが、彼女が我が子を生んだ事を知らされた時、「自分は彼女を本気で愛していたのだ」と悟る。
 早速彼は最愛のマーガレットと我が子を呼びよせた。そして息子を抱上げると、万感の思いを込めて「ジークフリート」と名付けたのだった。

 名を授かってより数年。常に“優しい騎士”として剣技を教えてくれた父は、もういない。『農民蜂起の戦』の終結後再度皇帝に召喚された父は、再会をマーガレットに約束すると、「帝国騎士」として他国遠征に旅立ってしまっていたのだ。だが、女手一つで息子を育てるには、かの国内情勢はあまりに過酷すぎた。
 母の眼差しが注がれなくなるにつれ、彼は次第に良からぬ物と徒党を組み、恐喝、強盗等を生き抜く手段に選ぶようになる。そして彼が「黒い風(シュヴァルツヴィンド)」と恐れられた“盗賊集団”の頭領となるのにも、さして時間はかからなかったのである。
 「聞け!! 今日は、いつもより多くの収穫が望めそうだぞ!」
 襲撃を前に逸る手下に、頭領ジークフリートは狙う“獲物”の説明をする。
 「今夜、遠征先から逃げ帰った『腰抜け騎士』の隊列が、我等の集うシュヴァルツヴァルト(黒い森)を通過するという情報が手に入った。女はいないが、奴等の装備は町で喰い物に化けるぞ。いいか、気合い入れてかかれ!」
 敗軍の将率いる隊列が森に差しかかったとき、盗賊共は一斉に獲物目がけて襲いかかった。無論疲労の極みにある騎士など彼等の敵ではなく、勝負は呆気なくついてしまう。そして仕上にジーク自ら、自慢の「ツヴァイハンダー」で騎士隊長にとどめをさし……落ちた首を高々と月光にかざしたジークの勝鬨は、しばらくして驚愕の悲鳴に変わった。
 鳴呼、彼はもっと早く思い出すべきだった……優しき帝国騎士・フレデリックの面影を。
 ……おのが手で我が父の命を絶ったという事実! ジークがそれを現実の物として受け入れるには、まだ、若過ぎた。咆哮をあげながら森を徘徊した彼が我に返ったときには、もはや『逃避』という狂気にすがる他に道が無かった。そして彼の記憶はその日から、“父は誰かに殺されたのだ”と頑なに思い込む事で歪められたのである……。
 今日も彼はいるはずのない「父の仇敵」を倒す為、噂の無敵の剣"ソウルエッジ"を探す戦闘に臨む。早く手に入れないと、父上の無念が晴らせない。早くしないと……

 

 全ての闘いは終わった。彼の目的は、今、目の前に転がっている。
 早速ジークは血潮にまみれた手で"ソウルエッジ"を掴んだ……が、それはあまりに不用心な行動だった。
 "ソウルエッジ"の殺戮の歴史がジークの血に汚れた手を伝い、意識の混乱を図ろうとする! 怒り、哀しみ、苦痛、恐怖−−ジークの感情が"ソウルエッジ"の意識に塗り変わっていった。
 気付いたときには遅すぎた。邪剣"ソウルエッジ"は、ジークの狂気の源を侵し、都合良く組み替えていく。まるで、寄生生物のように……!!
 赤く染まり行く己の姿を見ながら叫ぶジーク。だが、彼自身の耳に自分のあげる悲鳴が聞こえたかどうかは、もはやわからない。
 ……その時より長い月日が流れ、世界はひとときの平和を取り戻していた。
 だが、寝静まる村を見下ろす崖の上に、今再び『恐怖』の権化が訪れる。
 そこには巨大な月を背にした、真紅の甲冑に身を包む両刀の騎士の姿があった……。

 

   

©NBGI

 ※このサイト内に掲載されているテキスト、画像などの無断転載は一切お断りします。