▲SOUL EDGE キャラクター資料館INDEX

   



使用武器:ショートソード&スモールシールド
武器名:オメガソード&オウルシールド
流派:聖アテナ流
年齢:18歳
生年月日:3月12日
家族構成:父・アタロス 母・ニーケ 妹・カサンドラ 弟・ルキス
出身地:アテネ/オスマントルコ帝国
身長:67インチ(168cm)
体重:教えてくれない
血液型:B型

 白亜の文明発祥の地・ギリシア。『国家規模の転換』を迎えて後、歴史を歩む過程に於て彼等の信ずるものは変化したが、「古代の神々」は、芸術・物語の中にその姿を残っていた。この為人々の心には(「信仰」は別に)、いまだ「神話の世界」がひっそりと息づいていたが、アテネ市内に住む街の小さなパン屋の娘・ソフィーティアも、神話の世界を心に宿す清楚な乙女である。彼女は礼拝(ミサ)の後、『先人の築いた歴史』に敬意を込め、「アテネの守護神」であった知恵と武勇の女神・アテナにも、そっと思いを馳せるのであった。…また、心優しい彼女は子供好きでもある。休みには自分の焼いたパンを持って、近所の子供達と遺跡に赴いては「古の神々」の“物語”を聞かせていた。
 「そしてね、ここがデメテルの住んでいた神殿よ。この女神を怒らせるとね……」
 ……最近はこれらの遺跡もかなり荒廃が進行している。装飾の盗掘は昔からだが、「城塞建造の資材云々」としてどんどん解体されてゆくのである。彼女は、せめてこれらの遺跡が健在な今、子供達にそれを見せておきたかったのだろう。
 そんな彼女にも、いや、彼女だからこそ、遂に運命の日が訪れるのである。

 早朝、いつもの様に森の泉で水浴していた彼女の前に、突如まばゆい光が射した。と、それは壮年男性の姿となったではないか! 余りのことに呆然とする彼女に、その光は自分はオリュンポス12神の一人、“鍛冶の神”ヘパイストスであると告げる。
 「……しかし、私などただの人間の娘。何の御用なのでしょう? まさか」
 “心配するな、俺はゼウスの様なマネはしない。我が神託を受けて欲しいのだ”

 ……人間が己が欲から作り出した武器の中に、ただひとつ、「神の武器の領域」に達してしまった剣がある。しかもそれは「幾多の犠牲と執念、年月をかけて盲目的に鍛えられた」上に「戦乱で斬られた人間の憎悪を吸い尽くした」為、もはや邪剣となっている。
 ところが、その由来を知らぬ『噂に惑わされた者達』が、剣を手に入れようとしているらしい。このままではその剣が元で必ず災いが起こる、そうなっては、他ならぬ“鍛冶の神”である俺の沽券に関わるのだ。だから……
 “その邪剣を誰よりも先に捜し出し、その手で破壊して欲しい”
 心優しい彼女は、他でもない古代神の言葉にうなづかずにはいられなかった。しかし、か弱い私にそんな大役が勤まるのでしょうか?
 “お前は自分で思っている程弱くはないぞ。ふさわしい武具を持てば、必ずや世界を救えるはずだ。それに……お前の噂はヘスティア(かまど・家庭の女神)やアテナからよく聞いている。『最近の人間に珍しく、彼女の声だけは耳にいつも伝わってくる』とな。だから選んだのだ。もはや我等の神託は、お前以外には届かないのだよ……”
 「…………」
 “我が神殿へ寄るがいい。俺が鍛えた最高の武具を授けよう。使い方? なに、いざとなったら、アテナか、アレス(軍神)が付いていてくれるから、大丈夫だ”
 そう付け加え、ヘパイストスは彼女の前から去った。再び泉に静寂が戻る。
 ソフィーティアは家に戻ると旅支度を整え、家族の目覚める前にそっと家を出た。願わくば、勝利と成功の女神・ニケの御加護のあらんことを……

 

 「ヘパイストス! 」
 ソフィーティアはあらん限りの声を上げて、オメガソードを高々と掲げた。彼女は素直に勝利の結果を神に伝えたかっただけであったが、その瞬間、目映い光が彼女を包み込み、轟音と共に落雷が邪剣"ソウルエッジ"を貫き、粉砕した。
 彼女を包む光の中から、鍛冶の神・ヘパイストスの声が響く。
 「よくぞ、災いの剣からその者を引き離してくれた。礼を言うぞ」
 やがて彼女を包む光がゆっくりと小さくなっていく。それとともに、彼女の身に付けていた鎧や楯、剣等が、掌に乗るほどの大きさになっていく。
 驚く彼女の前で、光は様々な人形を成していった。それは、今まで彼女を護っていたアテナやアレス、二ケ等、数々の神の姿だったのである。
 神の加護を感じとった彼女は、静かにその場にひざまづいた……
 あれからどれくらいの月日が流れたのだろうか。
 一人の女性として、今日も妹達とパンを焼くソフィーティアにとって、まるで夢幻の様な出来事だった。

 

   

©NBGI

 ※このサイト内に掲載されているテキスト、画像などの無断転載は一切お断りします。